メガソーラー発電事業(検討覚書)

❖ 1kwの発電システムに必要な面積は10㎡程度です。
みかん山の敷地 7,000坪(2.3ha)を換算すると...1ha(ヘクタール)は約3000坪
● 3.3㎡ × 7,000坪 = 23,100㎡
● 20,148㎡ ÷ 3.3㎡ = 6,105坪
● 23,100㎡ ÷ 10㎡ = 2,310kWの発電容量
● 20,148㎡ ÷ 10㎡ = 2,014kWの発電容量
❖ 各太陽光発電の定義
● 家庭用太陽光発電 10kW未満
● 産業用太陽光発電 10kW以上
● メガソーラー 1,000kW以上
契約電力には、高圧と低圧があります。
原則として、高圧電力は契約電力が50キロワット以上の工場や大型商業施設、病院などが契約しているのに対して
低圧電力は契約電力が50キロワット未満の商店や医院、カフェ、美容院などの事業所から一般家庭までが契約しています。
● 高圧電力契約電力が50キロワット以上(目安)
● 低圧電力契約電力が50キロワット未満(目安)
❖ 発電能力
【 シュミレーション1 】
1日当たりの生産能力は発電システムの約2.5倍~3.8倍というデーターがあります。
仮に、3倍と仮定して...
● 2,014kW × 3 = 6,042kW / 1日
● 2,014kW × 3 = 6,042kW / 1日
1kWの売電価格を 18円と仮定すると...
● 1日当たり...
18円 × 6,042kW = 108,756円 / 1日(18円売電)
● 1月当たり...
108,756円 × 30日 = 3,262,680円 / 1月(18円売電)
● 1年当たり...
3,262,680円 × 12月 = 39,152,160円 / 1年(18円売電)
【 シュミレーション2 】
実際の現場資料で1kWの年間生産能力は、900~1,400kw / 1年間発電容量 という実績の数字がでています。
これをみかん山に当てはめて計算してみると...
2,014kW × 900 = 1,812,600kW
2,014kW × 1,400 = 2,819,600kW
● 1年当たり...
1,812,600kW ~ 2,819,600kW という発電容量がでます。
● 1kWの売電価格を 18円とすると...
32,626,800円 ~ 50,752,800円 / 1年(18円売電)
【 シュミレーション3 】
みかん山の年間日照量は、国内トップレベルというデーターがあります。
発電システムの3~4倍の発電容量が想定されます。
そこで ざっくりと事業規模を想像すると...
2,014kW × 3 × 365 = 2,205,330kW
2,014kW × 4 × 365 = 2,940,440kW
● 1年当たり...1kWの売電価格を 18円とすると...
39,695,940円 ~ 52,927,920円 / 1年(売電見込み)
❖ 産業用太陽光発電設備の平均システム単価(機材費,工事費)
規模別 | 平均単価(万円/kW) | 設備費(万円/2,014kW) |
---|---|---|
10-500kW | 31 | |
500kW以上 | 24 | 4億8336万円(/2,014kW) |
1,000kW以上 | 20 | 4億0280万円(/2,014kW) |
▼ 実際の事例で八女のみかん山を計算してみると・・・
事例1 | 八女 |
---|---|
842坪 | 6,105坪(7.25倍) |
222.6kw | 1613.8kw |
単結晶 | 単結晶 |
パネル:840枚 | パネル:6,090枚 |
383,178kw / 年間発電容量 | 2,778,040kw / 年間発電容量 |
6,897,204 / 18円(売電) | 50,004,720 / 18円(売電) |
※ 単結晶は高額で発電効率がより高く、耐久性にも優れています。
一方、多結晶は低価格で単結晶に比べると耐久性も発電効率も劣ります。
しかし太陽電池の研究開発は 進んでおり、単結晶は よりクオリティを上げながら安価になっていき 多結晶もクオリティを上げながらより安価になっています。
❖ 年間日照量統計資料
みかん山所在地 ( 福岡県八女郡広川町水原3587 ) は、ほぼ国内のトップレベルであることが
世界の年間日照量統計マップの図面から見ることができます。
【 世界の年間日照量統計マップ Solargis参照 ☟ 】
点滅している マークが現地です。
これにより、国内のソーラー発電事業の実質データーに基づき
当地における発電容量は その発電システムの3~4倍に相当するかと仮定しております。
❖ 災害情報資料
近年の地殻変動や異常気象などは、設備投資に大きな被害をもたらします。リスク回避の為にもその場所の安全性を調査してみました。
☟ 下図をご覧ください。
日本列島は、北米プレート、太平洋プレート、フィリピンプレート、ユーラシアプレートという4つのプレートに分かれていて
それぞれのプレートの境目で巨大地震が起きると考えられてきました。
しかし、最近のGNSS ( Global Navigation Satellite System = 全地球測位システム ) の進化によって 日本列島は、はるかに多くのプレートからできていて
その境目にさらに多くの断層が存在していると考えられる。
中央構造線や糸魚川静岡構造線、フォッサマグナなどは知る人も多いが図解をすると下記の様になっています。
点滅している マークが現地です。
2016年(平成28年)4月14日に熊本県と大分県で相次いで発生した地震は中央構造線ラインで起きている。
2017年(平成29年)7月5日から6日にかけて、福岡県と大分県を中心とする九州北部豪雨(九州北部で発生した集中豪雨)の時も
なんら影響のない場所でした。
(左図面の雨雲に掛かっていない白色の場所)
調査して感じたのは、たまたまプレートの狭間、たまたま盆地でない高地という立地地形で、山頂南面ということでした。
それは、太陽光発電事業の場所としては近隣の中でも絶好の場所ではないかと考えています。
あとは工事車両の問題?山頂の山小屋には、私自身が何度も三菱デリカで行ったことがありますが、工事車両として4トン車はちょっと無理かと...いう問題です。
事業プランは、ざっくりと言うと...
設備投資: 4億円 ( 回収 8年4ケ月 )
売電収益: 4,500万円 / 年 × 20年契約 = 9億円
差引き粗利益: 5億円 ( 年間 2,500万円 )
【 クリックすると地理院地図が参照できます ☟ 】
所在地:〒834-0102 福岡県八女郡広川町水原3587
標高:300m
【 クリックすると Google map が開きます。 ☟ 】
マークの所が所在地になります。
⇦ みかん山の山小屋脇にある電柱番号です。
この場合は
『629 ヒ 931』
( ろく に きゅう ひ きゅう さん いち )と読みます。
※ 電柱には、それぞれに「電柱番号」と呼ばれる固有の番号がついています。
九州管内の県警本部、消防本部では、電柱番号から位置を特定するシステムを順次導入しており、電柱番号を伝えることで、現在地を知らせることができます。
❖ 事業手続きの流れ
八女営業所・配電事業所
住所 〒834-0031
八女市本町字矢原町東裏467番地
電話番号 0120-986-210
経済産業省/資源エネルギー庁
熊本県球磨郡あさぎり町