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令和3年(2021)八女みかん山における ものづくり生産性向上計画を説明していきます。


今までの自社での取組みの経緯・内容


まずは前知識として常緑樹の説明をしていきますと、常緑樹とは四季を通じて常に緑葉を保っている樹木で サカキ(榊)、シバ(柴)、シキミ (樒)など 神棚、祭壇、お仏壇、お墓仏前にお供えしてある緑の葉といえばご存じかと思います。

日本の人口減少で、農家も高齢化や採算性の厳しさから、農地を放棄してしまうケースも全国で多々見受けられるのもご存知の通りです。
博多の叔母の里で、ご先祖の地である八女の農地も継承していくものがいなく、3年程まえに私たちが継承していくことになりました。
たまたま昭和63年(1988)、平成元年(1989)に博多の叔父がみかん山7000坪の敷地の一角に2100本ほど、サカキ・シキミの苗を植林していました。 シバは当時からありました。
その後、みかんの木は、当時の減反計画においてすべてを伐採。サカキ・シキミの苗木も30年以上の月日と共に3-4mの木に成長し、またそれらが自然繁殖し約1万本ほどに増えていました。
八女の叔父が亡くなって約16年ほど現地は放置状態でジャングル化しており、この地を継いで継承していくことになった私たちは現地を視察し、 平成31年(2019)1月から毎月1泊2日で現在までに、竹・笹・ツル・雑木等の除去をして 山を整備してきました。



上記の写真画像が現時点での整備状況です。 約半分近くインフラを完成させており、今後は整備済みの場所からサカキ・シキミ・シバ等の常緑樹をJA八女農協のフラワーセンターへ出荷をしていきながら ...残りの未整備地を整備していきます。

具体的取組内容


その1:補助事業の具体的取組内容


① 本事業の目的・手段について

dream company 株式会社として事業の一環として定款目的に登記致しました。
そして現地に置いて出荷して収入の確保が可能な元・みかん山の棚田を2年間かけて約半分近くのインフラ整備を行いました。
これにより整備済みのインフラからは出荷が可能となっています。

そこで今回の機械装置等の導入をすることで一気に加速的に事業展開が望める状態にあります。

❶ 1段目の棚田横にある築60年以上の農機具倉庫の山小屋は昨年の台風で半壊状態なのでここに作業場兼用のプレハブを建築。
  山のすそ野には、八女の実家があり そこでも作業をしますが 現地での作業現場として生産性を向上させる。
❷ 棚田整備の為の4WDトラクター
  棚田は25段ほどあり整備・商品の移動・登り降りの為に使用します。
❸ 荷物搬送の為の4WDワンボックス軽自動車
  山からの搬出・搬入の為に使用します。


5坪:2,200,000円(税込み)

GF170APJBS3W:1,881,440円(税込み)

N-VAN/4WD/CVT:1,722,600円(税込み)


② 事業計画と中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドラインとの関連性

農業を個人としての仕事ではなく、誰もが分担で 出来る 法人事業として 考えています。
現地における雇用を発生させて 農耕地をシェアし、みんなで仕事が できる場所として 展開していきたいと 思います。
雇用は固定雇用と登録制による自由参加型の2種類で仕事ができるシステムを構築していく計画です。
また他の所有地を含め 約2万坪ほどの 農耕地が ありますので それも順番に 整備して 解放していこうと 計画しています。

③ 本事業を行うことによって

現在の市場状況を農協の担当者に聞くと...
以前は 農家のお爺ちゃんたちが 細々と農協に 出荷されていたのですが 継承するものがいないのと 高齢化で出荷者が いなくなっているということでした。(現状で1~2件レベル)
そして中国からの輸入品が市場に増えてきているという現状を聞きました。
但し、中国産はその流通過程から、花屋で買って帰ると一週間で枯れる。国産は2週間以上は持つということも聞きました。
そこで下の写真をご覧ください。
毎月、みかん山の整備をした時に 少量のシキミを博多の実家の仏壇用に持って帰っているのですが...

【 上写真 ▲ 参照 】
この地で採取したシキミを仏壇にお供えしたところ、何故か3ケ月、4ケ月も枯れずに花瓶の中で生きています。
切り枝を普通に花瓶に入れて、水を入れるだけの管理で...何故こんなに数か月たっても枯れないのでしょうか?
山自体は 叔父が亡くなってから 15年以上、放置状態で その間、消毒もなにも 当然ですが していません。
無農薬であったのが 良かったのか? ジャングル化した山で 生き延びたものの 生命力なのか?
ここから 出荷していく商品としての 価値観として アピールできるものに なるのではないかと 考えています。
そして個人ではなく 複数人のチームを組んでの法人的事業形態にすることで この種の事業が継承していけるシステムを 構築していきます。

その2:将来の展望(事業化に向けて想定している市場及び期待される効果)


① 具体的なユーザー、マーケット及び市場規模等

国内のユーザーは、神社 ・ 仏閣 ・ 霊園 ・ 一般顧客 等ですが 供給者が 激減しているなか、中国産の商品が かなり入ってきております。
ですが この常緑樹の分野においては、国産の物を 望まれるユーザーが 過半数を しめており 供給が 行き届いてないのが現状です。
現地の農協のフラワーセンターに 問い合わせをして、現地も 視察して頂き、これほどの大規模な常緑樹の農園は 見たことがないということで、指導を受けながら 現在に至っています。
私たちが参加することで 常緑樹のJA八女農協における協業組合も 立ち上げて頂けた状況で、 今後は JA八女農協における 専用マニュアルも 作成するということです。

② 本事業の成果の事業化見込み

現地にある1万本の常緑樹と言っても...その事業規模を計算すると...
♦ 仮に1本の常緑樹からJA八女農協へ1ケース分/約4,000円(卸価格)を出荷するとします。
 4,000円 × 10,000本 = 40,000,000円(全体規模) ということになります。
 ざっくりではありますが、この位の生産能力があるということです。

♦ 1度切った枝の再生期間を 2年と仮定して...
 40,000,000円(全体規模) ÷ 24ケ月(2年間) = 1,666,666円(1ケ月)
 1ケ月に出荷する額を 1,666,666円と想定して 24ケ月(2年間)で 周回していきます。

♦ 1ケ月の出荷額が 1,666,666円 ということは
 1,666,666円(1ケ月) ÷ 30日 = 55,555円(1日)
 1日当り55,555円÷1ケース分/約4,000円(卸価格)=13ケース(1日) となります。

♦ 現地の雇用に関しては、1日8時間労働で8,000円と仮定して
 55,555円(1日) ÷ 8,000円 = 6.9人
 ざっくりと 3~5人の固定雇用は 十分に可能ということになります。
 あるいは複数人の登録者が自由に参加して仕事ができるスタイルでもよいかと考えております。

♦ 以上は、現状で控えめにして 計算できる事業計画ですが、ビジネスの流れが出来次第...
 JA八女農協のご指導のもと、打診を受けている1年物や1シーズン物の苗等も手掛けていこうと計画をしています。

▼ 現地で剪定し 束ねた常緑樹を JA八女農協のフラワーセンターへ 納めるというのが 仕事内容です。 現地から農協までの距離は 約7kmです。あとはJA農協のラインから全国へ出荷して頂けます。



裕馬
まっちゃん

お客様も “ 営業マンビジネスマン ” も、同じ生身の人間です。 その狭間にあるインターネットは、両者をつなぐ回線であり...単なるツールです (笑)
僕ら 営業マンビジネスマン が “ 営業マンビジネスマン ” である為に...
結果を出せる 営業マンビジネスマン プラス プログラマーとシステムエンジニアの中間位?のスキル プラス 社外秘 イコール営業マンビジネスマンNeo ” という 妄想の 一つ一つを具現化しています。
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